2009年12月6日日曜日

アイシング

打撲、捻挫

打撲や捻挫をしたときは、まず氷、アイスパックなどで患部を冷やします。
これは「アイシング」といいます。


アイシング」とは、患部を冷やすことで悪化するのを防ぎ、
腫れを抑える効果があります。また、怪我の回復を早めます。

20分間冷やして、1時間ほど休むのを繰り返し、
症状に応じて1日~3日、4日ほど続けます。

凍傷を防ぐため、20分以上はアイシングを行わないようにして下さい。
皮膚の冷たい感触が無くなったり、赤みを帯びてきたら止めるようにして下さい。

あと、就寝時は行いません。

湿布では患部の温度が下がりません。

始めは冷たく感じても次第に血行がよくなり悪化してしまいます。
冷湿布であっても効果は薄いです。

湿布薬は痛みを和らげたり、血行をよくする成分が配合されており
怪我をされてからすぐ使用するのではなく、2日~からが有効です。

打撲、捻挫などの怪我は入浴は厳禁です。
炎症や腫れがある場合は入浴せず、シャワ-で済ませて下さい。

また、怪我の程度によりますが病院で診察してもらうかどうかは
痛みが我慢できない状態や、日数が経っても腫れが引かないなど
の場合は診察してもらって下さい。

また、怪我の大小に関係なく心配なら診てもらって下さい。

2009年9月20日日曜日

冷湿布と温湿布の使用用途

冷湿布」と「温湿布

どちらの湿布も、消炎鎮痛剤を成分としていますので効果としては同じです。

ただし、「温湿布」には温かさを感じるトウガラシ成分のカプサイシンや
ノニル酸ワニリルアミドなどの成分が配合されています。

一方、「冷湿布」には冷たさを感じるメントールやカンフルなどが配合されており、
皮膚の感覚に違いを出しています。

温湿布には主に血行を促進改善する狙いがあり、

冷湿布には主に炎症や腫れなどを抑える目的があります。

冷湿布と温湿布はうまく使いわけることが大切です。

一般的な痛みに対しては、冷感と温感のどちらが気持ちよいかで使い分けるのが
よいといわれています。ですから個人差がありますね。
ご自分が心地よいと感じたほうを使って下さい。

ただし腰痛の場合は、その対処法を間違えると症状が悪化してしまう
可能性がありますから注意が必要です。


●慢性的な腰痛には「温湿布」

●急性の腰痛には「冷湿布」

となります。

どちらも、長時間の貼りっぱなしはよくありません。
かぶれや、炎症を起こす要因になりますので
何度も貼る場合は少しずつ位置をずらすなど工夫をして
肌への負担を軽くしましょう。

2009年9月6日日曜日

湿布薬とは

湿布薬についてお話しします。

現在、市場に出回っている湿布薬は、大きく分けて、薬の成分などの違いから
温湿布と冷湿布の2種類に分けられます。
これにくわえて最近では、第二世代の湿布というものがあります。

また、湿布薬の形状から、パップ剤とプラスタ-剤に分類されます。

まず、温湿布と冷湿布について

●冷湿布
患部を冷やして、炎症、腫れや痛みをとる湿布です。
冷湿布は以前からあるもので、急性の傷みに効果的
(肩こりや筋肉痛、打ち身、ねんざなど)
成分は、水分、メント-ル、アルコ-ルなどで患部を冷却。

●温湿布
患部を暖めて、血行の改善、筋肉の緊張をやわらげる。
慢性的な痛みに効果的。(腰痛、肩こりまど)
カプサイシンやトウガラシエキスを含み、温感刺激を皮膚に与えます。

●第二世代の湿布
強力な消炎鎮痛剤が配合された湿布薬です。
成分は、インドメタシン、ケトプロフェン、フェルビナクなどになります。
強い鎮痛作用があります。
最初に貼ったとき冷たく感じますが、患部を冷やしているわけではありません。

湿布薬は、水分が多いため皮膚への密着度が高く、薬効成分が体の
痛いところに効率よく作用させることができます。
また、湿布薬の大きさにより、薬の成分量を調節でき、長時間効果の
保持が期待できます。

欠点(副作用)としては、
長時間同じ患部に貼り続けると、接触性皮膚炎(かぶれ)を起こします。
なるべく貼る位置を少しずらすようにして皮膚への負担を軽くしましょう。

注意事項:インドメタシン配合の湿布薬は喘息の方や、胃腸の弱い方の
使用はお勧めできません。
消化器系や肺などに障害がでる可能性があるのです。
使用される場合は医師に相談して適切な処置をしてもらってください。

ケトプロフェンは、太陽光が当たると日焼けしたような状態になる
光線過敏症になる可能性がありますから注意が必要です。

それと傷などがあればその部位には貼らないようにしてください。

●パップ剤とは
水分を含んだ薬効成分を塗布した布のことです。

●プラスター剤とは
薄い細長い布に薬効成分を吸収させ、より密着させはがれにくくしたものです。

腰痛や肩こりなど、湿布をしても痛みなどが改善しない場合は
他に原因が考えられる場合がありますので、
医師に相談なさって治療することをお勧めします。